Linux Lite 4.0 がリリース
Linux Liteは無料でオープンなLinux OSです。
UbuntuをベースとしておりWindowsユーザーがLinuxベースのOSにスムーズに移行することができるようにと作成されています。
変更点
主な変更点としては、アイコンとシステムのテーマが新しくなり、システムバックアップは「Timeshift」に、画像編集ソフトは「Shotwell」、メニュー項目の管理には「MenuLibre」になりました。
また、デスクトップ上のアイコンを管理する「Lite Desktop」を含むLiteアプリも新しくなりました。システムサウンドを管理する「Lite Sounds」等 既存のアプリケーションの多くが更新されています。
その他、すべての変更に関しては以下を
- 必要スペックが、若干上げられました。
- 32 bit版のISOリリースはなくなりました。Series 3.xは2021年4月までサポートされるので32 bit版が必要な方はそちらをお使いください
- XFCE Pulseaudioプラグインがシステムトレイに追加され、音量管理に関する高度なカスタマイズオプションが追加されました。
- インストーラーのホームフォルダーの暗号化オプションがなくなり、代わりにディスク暗号化で置き換えます。
- 新しいブートスプラッシュ*2は、暗号化されたパーティション用のパスワードフィールドをGUIで表示します。
- Ubuntuはもうスワップパーテションを作成する必要がなくなりました。自動的に最大5GBまたは5%の空きディスク容量のスワップファイルを作成します。
- コンポジットがすぐに使用可能になりました。
言語サポート
バージョン4.0ではさらに改善されています。インストール中に選択された言語であるならば殆どのメニュー項目は選んだ言語であるべきです。
Lite Desktop
Lite Desktopは、PC上でよく使うアプリやファイル、フォルダ等に簡単にアクセスできるようにします。
Help Manual
すべての画像と内容が更新されました。
Lite Sounds
Linux Liteで初めてシステムサウンドが動作するようになりました。起動音とログアウト音はデフォルトで有効になっており、残りのシステムサウンドはデフォルトで無効になっています。システム全体のサウンドを有効にするには、上部にあるEnable System Soundsボタンをクリックします。
Timeshift
TimeshiftはSystemBackを置き換えるシステムバックアップソフトです。125GB以上のHDD/SSDを利用して最大5つのスナップショットを取ることが出きます。外部記憶装置の利用を強く推奨しますが必須ではありません。
Linux Lite ブランドのアプリケーション
Menu→Settings→Settings Manager→Systemの下にある、黒い背景とユニークなアイコンが特徴的なアプリケーションです。
ターミナル(端末)が新しくなりました
みなさんのフィードバックにより、LXTerminalがXFCE Terminalへと変わりました。
MenuLibre
MenuLibreの導入によって、メニューの管理が改善しました。
一般的なデフォルトのソフトウェア
Webブラウザ - Firefox 60.0.1 Quantum
Eメールクライアント - Thunderbird 52.8.0
Office - LibreOffice 6.0.3.2
メディアプレイヤー - VLC 3.0.2
画像編集ソフト - Gimp 2.10.2
システムのバックアップとリストア - Timeshift 18.4
ファイルマネージャー - Thunar 1.6.15
ベース: 18.04
カーネル: 4.15.0-22 (custom kernels are also available via our Repository for versions 3.13 - 4.16)
シリーズ: 4.x
必要スペック:
1Ghz プロセッサ
768MB RAM
8GB HDD / SD
解像度1024x768
ISOイメージ用のDVDドライブまたはUSBポート
推奨スペック:
1.5GHzプロセッサ以上
1024MB RAM以上
20GB HDD / SSD以上
VGA、DVIまたは1366x768以上の解像度が表示可能なHDMI画面
ISOイメージ用のDVDドライブまたはUSBポート
ダウンロード
以下のホームページのリンクからDOWNLOADをクリックしてください。
高速化のヒント
起動時間
VirtualBoxを使う予定がない場合は追加機能を削除することで起動時間を短縮できます。
メニューからXFCE Terminalを開き以下のコマンドを打ちましょう。
sudo apt purge virtualbox*
sudo systemctl stop vboxadd.service
sudo systemctl stop vboxadd-service.service
sudo systemctl disable vboxadd.service
sudo systemctl disable vboxadd-service.service
また、静的ipアドレスを指定する(Help Manualを参照)ことでも起動時間を短縮できます。
その他
Linux Lite3.x系は一度触ったことがあったのですが、そこそこ使いやすかった印象です。
でも、初期状態の日本語の対応はまだまだといった感じでしたが そこら辺は改善されたのでしょうか?
今の、デスクトップLinuxはPepperMint Linuxを使っていますが 時間があったらまた使ってみたいですね。
*1:1:Linux Lite 4.0 Final Released 2:簡単に使えるLinuxを目指す「Linux Lite 4.0」リリース | OSDN Magazine
*2:起動時に表示されるロゴとかのこと