Windows10はChromeやFirefoxをインストール「しない」ように警告する機能をテストしている
THE VERGEなどの情報によると、MicrosoftはChromeやFirefoxをインストールするときに警告を表示させる機能をテストしているようです。
Microsoft tests ‘warning’ Windows 10 users not to install Chrome or Firefox - The Verge
Windows 10 test 'warns' users against installing Chrome or Firefox
Microsoft intercepting Firefox and Chrome installation on Windows 10 - gHacks Tech News
現在、Windows 10ではFirefoxやChromeを使うとEdgeの方が安全で高速であると隅にポップアップが表示されます( Windows 10がChromeとFirefoxユーザーに「Edgeの方が安全」という通知を表示していることが判明 - GIGAZINE Windows 10で他のブラウザーを使用しているとMicrosoft Edgeの広告が表示される? | スラド IT )。
こうしたブラウザの宣伝の一環としてなのか、最近のWindows 10 Insider プレビューで競合ブラウザをインストールしようとするとEdgeの方がより安全で高速なためインストールする必要がないと表示されるようになりました。
あくまでテストですが、もし これが実際に更新に含まれてしまうとブラウザだけでなく サードパーティのメディアプレイヤーや画像編集ソフトなどでも同様の表示が行われる可能性もあります。
ですが、THE VERGEのとある情報によるとこの警告は10月にあるアップデートには含まれないとのことです。
もちろん、テストはされているので 今後のアップデートで追加される可能性もあります。
GoogleやMicrosoftがブラウザを使用してもらうために自社の別のサービスを活用することはわりと多くあります。
たとえば、Googleは他社ブラウザでGoogle関連のウェブサイトにアクセスをするとChromeをインストールするように と促します。これは、Microsoftも同様です。
また、Androidでは オープンソースのAndroid Browserを廃止したため 多くの端末ではChromeを標準でインストールしています。(ちなみにGoogleはアプリストア(Google Play)をプレインストールする条件としてChrome(や他11のGoogleアプリ)もプレインストールするようにと契約していたことなどでヨーロッパから制裁金を支払うようにと過去に命じられています)
このように、ブラウザメーカーはシェアを獲得するために様々な手段を使って宣伝しているようです。
それによってより使いやすいブラウザが見つかるかもしれません。
でも、あまり強引に宣伝されてもいい気分はしませんよね。