EUがGoogleに5700億円の制裁金 / 2018/7/11〜7/23までのまとめ
2018/7/11〜7/23までのまとめ記事です。
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先月の同時期には以下の記事を書いています。
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GoogleのAndroidがEU独占禁止法違反で5700億円もの制裁金支払いを命じられる
検索エンジンで有名なGoogleがEUの独占禁止法違反で制裁金の支払いを命じられることになりました。
このニュースはNHKにて以下のように報じられています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180718/k10011538811000.htmlhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20180718/k10011538811000.html
EU=ヨーロッパ連合は、アメリカの大手IT企業グーグルが、スマートフォン向けの自社の基本ソフトをめぐって、日本の独占禁止法にあたるEUの法律に違反したとして、グーグルに対し、およそ5700億円の制裁金の支払いを命じました。
iPhone Mania さんでは以下のように報じています。
Androidで独禁法違反~EUがGoogleに最大1兆円超えの巨額制裁へ - iPhone Mania
制裁は、Android OSを採用したスマートフォンメーカーが、Google SearchやChromeといったGoogle公式アプリを自社のスマートフォンにプレインストールしない限り、Android向けアプリストアであるGoogle Playへのアクセスに制限をかけていたことによるものです。
また、毎日新聞でも以下のように報じられています。
EU:グーグルに制裁金5700億円「アプリ競争妨害」 - 毎日新聞
スマートフォン向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」が独占的な地位を利用して競争を妨害しているとして、EU競争法(独占禁止法)違反で約43億4000万ユーロ(約5700億円)の制裁金支払いを科すと発表した。EUによる1社に対する制裁金としては過去最大額となる。
まず、EU側の主張を見てみます。
European Commission - PRESS RELEASES - Press release - Antitrust: Commission fines Google €4.34 billion for illegal practices regarding Android mobile devices to strengthen dominance of Google's search engine (EUのプレリリース)ではGoogleの主な問題として以下の3つを上げているようです。
- Googleはアプリストア(Play Store)のライセンス条件として、Google検索アプリとブラウザ(Chrome)をインストールしなければならないとしている。
- 特定の大手メーカーやネットワーク事業者に対して、Google検索アプリをプレインストールすることを条件にGoogleがお金を支払った。
- Google製アプリをプレインストールするメーカーにはGoogleの認証を受けていないバージョンのAndroid搭載デバイス(つまり、Androidフォーク)を販売することを禁止している。
記事では 「GoogleがAndroidの新バージョンを開発すると、オンラインでソースコードを公開します。これにより、第三者がソースコードをダウンロードして変更してAndroidの派生品(フォーク)を作ることが出来ます。
オープンに公開されている Androidのソースコードは 基本機能がカバーされていますがGoogle独自のAndroidアプリやサービス*1は公開されていません。Google独自のアプリやサービスを使いたい端末メーカーはGoogleと契約をする必要があります。
その一部にGoogleはいくつか制限を課しています。また、Googleは特定の大規模なネットワーク事業者に制限の一部を適用しました。」
「欧州委員会の決定はGoogleの総合検索サービスとモバイルOS、およびAndroid向けアプリストアの市場で支配的であると結論します。」
詳細は以下のサイト様で詳しく書かれています。
それに対して、「Googleは多くの選択肢を生み出してきました」とした記事をGoogleが公開しました。その中でEUに意義を申し立てる考えを示しています。
記事では、「EUの決定はAndroidとiOSの競合を完全に無視しており また、Androidを販売するメーカーやネットワーク事業者に対して どれだけ多くの選択肢を生み出してきたか忘れています。Androidをビジネスにしている世界中に数百万人がいて、最先端のAndroidスマホを手に入れることができる数十億人の消費者もいます。
今、Androidのおかげで オランダ、フィンランド、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、ラトビア共和国、ポーランド、ルーマニア、スペイン、スウェーデンの端末メーカなど1300以上のブランドと24000以上の端末が 様々な価格帯から利用できます。
これらの企業の端末は、すべて違うものですが 同じアプリを実行できる部分は共通しています。これは、端末に関係なく 互換性を保つ簡単なルールによって可能になっています。AmazonのFireタブレットやFireTV sticksが示したとおり、端末メーカーは自由にAndroidを変更できます。」としています(FireタブレットはGoogle系アプリを一切排除している)。
また、プリインストールしているアプリは削除できなくても"無効化"することができ、アプリストアから別のソフトをインストールすることもできるとして その証拠に、一般的なAndroidユーザーは約50個のアプリをインストールしており、Opera miniやFirefoxは1億回以上、UCブラウザは5億回以上ダウンロードされているとしています。
加えて、「Androidは無料で提供していますが 開発にはコストがかかります。Googleは、Androidをここまで作り上げるために過去10年間に数十億ドルも投資をしてきています。
この投資は 私達にとってもメリットがあります。端末メーカーは Google検索、Chrome、Play Store、Google Maps、Gmail、Youtubeなどの人気のGoogleアプリをプリインストールする選択が用意されています。
その一部でGoogleは収益を上げています。」
さらに、Googleは「Android及びGoogle’s suite of applicationsの無料配布は 端末メーカー、開発者、消費者にとって大きなメリットになります。端末メーカーやネットワーク事業者がGoogleアプリを含めることが出来ないとAndroidのエコシステムが崩れてしまいます。」とコメント。
急速なイノベーション、幅広い選択肢と価格の下落は健全な競争の特徴でAndroidはそのすべてを可能にしたとして、今回のEUの決定は より多くの選択肢を作ってきたAndroidのビジネスモデルを否定した決定となっており、法廷へ訴えるつもりもあるとのこと。
これに関しての反応です。
ブラウザでGoogleと競合しているMozillaはブログで「Mozilla Responds to European Commission's Google Android Decision - The Mozilla Blog」と題しました。
Mozillaは、今回の決定に関してFirefoxのようなモバイルブラウザの競争力を高めて オープン性を促進することを期待しているとした上で 影響を見極める必要があるとしています。
検索エンジンで競合しているDuckDuckGoはTwitterで今回の決定を歓迎すると表明しました。
昨年までAndroidのChromeでDuckDuckGoを追加が出来なかった上に、多くの国で検索エンジンの上位であるDuckDuckGoがデフォルトのリストに追加されてないことも指摘しました(Safariにはデフォルトで含まれている)。
また、多くのAndroidビルドで検索ウィジェットが目立つように配置されていて その検索エンジンはGoogleから変更できないことも指摘しています。
The New York Times紙でKanter氏は今回のEUの制裁でGoogleの独占状態を止められると考えるのはおそらく甘い考えであろうと指摘しています。
最近の話題
個人的に気になった最近のニュースやネタです。
【Xホクサイ使いがサクッと説明する実践動画#1】
— べべ:スプラトゥーン2👾ホクサイラヴ (@bee22be) 2018年7月12日
・音はしっかり聞いて動ける準備をしておく
・「やられた」報告はちゃんと意識して警戒👈重要
・仲間が前に出まくってるときは中衛を意識
・ヤグラ乗ってても必要に応じて迎撃で降りる
・人数比率とカウントは常に意識!
#Splatoon2 #スプラトゥーン2 pic.twitter.com/qQxBRrUWh0
新スペシャル
— 紅しょうが🌸祝S+カンスト🌸 (@asasasa98765) 2018年7月13日
SuperBall pic.twitter.com/dB7UgYNDuA
AviUtlを使った図形動画のメイキング…… pic.twitter.com/BTIZTwdz76
— 飽きはる (@akiharu57) 2018年7月16日
Internet Explorer の今後について – Japan IE Support Team Blog
リッチなコンテンツは、すでに Internet Explorer ではサポートしていない最新技術を利用して実現されており、その流れは今後さらに加速していくと言えます。
browsh - ターミナルで動くモダンなブラウザ MOONGIFT
\ フランス20年ぶり通算2度目の優勝 - 2018W杯サッカー - ウィキニュース \
アクセス解析
本ブログは、アクセス解析研究所を用いたアクセス解析を行っています。
過去のデータが消えてしまう可能性があるため、恥ずかしながら自分用にアクセス解析結果のメモを取らせていただきます。
7/11〜7/23のアクセス解析によるデータは以下の通りです。
アクセス数が多い記事
期間内のアクセス数が多かった記事です。
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セッション数
±%表記は過去8週間の同じ曜日の平均との比較です。
総セッション数 | 794 |
---|---|
7/11(水) | 52(+17.4%) |
7/12(木) | 53(-1.9%) |
7/13(金) | 223(+214%) |
7/14(土) | 66(+31.1%) |
7/15(日) | 63(+29.4%) |
7/16(月) | 36(-3.4%) |
7/17(火) | 46(+8.1%) |
7/18(水) | 49(+12.9%) |
7/19(木) | 20(-61.1%) |
7/20(金) | 29(-57.7%) |
7/21(土) | 41(-10.9%) |
7/22(日) | 51(+12.1%) |
7/23(月) | 37(+12.4%) |
期間内の訪問者数の合計は、745で平均は57です。ページビュー数の合計は1,063で平均は82でした。
7/11〜7/17までの一週間の訪問者数の合計は518で平均は71です。ページビュー数の合計は714で平均は98でした。
端末情報
期間内に最もアクセスが多かったOSは[Windows]で全体の32.1%でした。
次に多かったのは、[Linux]と[iOS]で全体の23.6%同、[Android]が17.9%、[Mac]が2.8%でした。
Windowsの内訳はWindows 10が65.5%、Windows 7が28.2%、Windows 8.1が5.9%でした。
Linuxの内訳はUbuntuが57.8%、Chrome OSが1.1%、その他のLinuxが40.6%でした。
期間内に最もアクセスが多かったブラウザはBlink系で46.1%でした。その内訳は[Chrome]が85.0%、[Chromium]が8.2%、[Vivaldi]が2.7%でした。
次に多かったのは、Gecko系で24.1%、その中で最も多いのがMozilla Firefoxでした。
その次はWebKit系で23.9%、その中で最も多いのが[Mobile Safari]でした。
EdgeHTMLは5.8%でした。
期間内に最もアクセスが多かった端末はAppleの[iPhone6/6S/7/8]で、次に多かったのが[iPhone5/5S/5C/SE]でした。