Nyakki! 2.0

LinuxやFirefoxなどのPC系やゲーム、動物など個人的に気になったことや面白そうなことを書いていきます。

複数の検索エンジンを横断で検索できる「Multi Web Search」を日本語で使う

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Google,Bing,DuckDuckGo検索エンジンはたくさんありますよね。

このサイトでも過去にいくつか検索エンジン(サイト)の紹介をしています。

nyakki-yossi.hatenablog.com

様々な検索エンジンを使うと いままで見つけられなかった情報が出てくるかもしれません。

そんなときに、便利な複数の検索エンジンの結果をまとめて表示してくれる拡張機能の「Multi Web Search」を紹介します。

2018/8/1 追記:searX

Multi Web Searchと似たようなことがsearXでも出来るようです。searXについては以下で紹介しています。

nyakki-yossi.hatenablog.com

Multi Web Searchをブラウザにインストールする

Multi Web SearchはChromeFirefoxで動く拡張機能(以下、アドオン)です。

Google Chrome, Chromium, Vivaldi, Iron 等 のブラウザの方は以下のリンクからインストールできます。

Multi Web Search - Chrome Web Store

Firefox系のブラウザの方は以下のリンクからインストールできます。

Multi Web Search – Get this Extension for 🦊 Firefox (en-US)

インストールが完了するとツールバーにカラフルな検索アイコンが表示されるのでそれをクリックします。

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すると、検索ページが表示されます。

が、うーん…。何か、一昔前な感じがしますね。

とりあえず、右上にある歯車アイコンをクリックしましょう。

そして、Otherを押し、StyleをMoonに変更しておきましょう。

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一部、勝手に日本語化している。

すると…

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先程よりは現代風なデザインになりました。

さらに、設定から検索エンジンの追加と削除や検索結果に画像を表示させたりといったことができるので お試しください。

一部の検索エンジンの結果が英語になってしまう問題

GoogleやBingは初期のままでも日本語に対応しているのですが、DuckDuckGoやPeekierは初期では英語の検索結果になってしまいます。

この問題はアドオンを編集することで解決できます。

ちなみに、この項目はFirefoxで行うことを前提としているため Chromeで動作する保証はありません。

まず、Firefoxを未署名のアドオンに対応させる必要があります。未署名のアドオンをインストールする手順はここを参考にしましょう。
ここで完成後にアドオンに署名することも出来ます。

次に、Firefoxのプロファイルフォルダにアクセスします。
Firefox右上にあるハンバーガーメニュー を押して ヘルプ を押します。次に、 トラブルシューティング情報 を選択して アプリケーション基本情報 から ディレクトリーを開く をクリックします。

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すると、ファイルマネージャーが開くので 「extensions」 フォルダを開きます。
中には拡張子が「.xpi」のファイルがいくつか入っていると思います。

その中にある「s3multiweb@search.xpi」を名前の変更から「s3multiweb@search.zip」として同じフォルダに解凍*1します。解凍後のフォルダの名前は「s3multiweb@search」として、解凍前のファイルは削除しましょう(他のフォルダにバックアップを取っても良いです*2 )。

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フォルダの中は上の画像のようになっていることを確認してください(v3.4の場合)。

META-INFフォルダの中にある「manifest.mf」ファイルは先に削除しておきましょう(削除しないと動かなくなります)。

ここから、日本語化の作業です。

Peekier、StartPage、DuckDuckGoの検索結果を日本語用にする

検索エンジンに関する設定ファイルは「content」フォルダ内の「engines」フォルダの中に入っています。

はじめに、duckduckgo.jsファイルを開いてみてください。

何やらいろいろ書いてありますが、「s3mws.engines.duckduckgo.search_url = 」と書かれた行の最後にある「';」の前に「&kl=jp-jp」を追加してください。

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ファイルを保存して、Firefoxを再起動して確認すると DuckDuckGoの検索結果が日本語仕様になっていることが確認できます。

同じ形でStartPageやPeekierも編集していきます。

StartPageは「startpage.js」ファイルを開いて「s3mws.engines.startpage.search_url = 」と書かれた行の最後の「language=%LANGUAGE%」を「language=ja」に変更します。

Peekierの場合は「peekier.js」ファイルを開いて「s3mws.engines.peekier.search_url = 」と書かれた行の最後にある「}';」の前に「, "region":"JP"」を追加します。

検索エンジンを追加するには…

簡単なのは、既にある検索エンジン設定ファイルを編集することです。自分の場合は、qwant_newsをはてなブックマークの人気順の検索結果に変更しています。

ただ、ある程度HTMLの知識がないと難しいのではないかと思いました。

ここでは、詳細は書きませんが やってみたい方は挑戦してみてください。

まとめ

複数の検索エンジンの結果を横断で検索してくれるだけでなく、順番も並べ替えてくれるので 見やすい検索結果となり使いやすいです。

Wikipediaを表示してくれたり、画像検索機能などはありませんが 情報を調べるにはうってつけなのではないでしょうか。

ただ、複数の検索結果を取得するため 順番の並べ替え機能を使うと表示されるのが遅いのが難点です。

1ページ目はStartPage(Google),2ページ目はBing… といった指定もできるので遅いのが気になる方はそちらを使いましょう。

とはいえ、多く検索エンジンを指定しなければ気にならないレベルなので 使ってみてはいかがでしょうか。


*1:WindwosならPeaZipと言ったツールを利用しましょう。

*2:そのまま残さないようにしましょう

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